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【ビジネスマナー】言葉遣いや敬語の注意点について
・敬語や言葉遣いで注意すべきこと
ビジネスマナーにおける敬語や言葉遣いのルールや注意点は何でしょうか?
我々は一般的に、思いやりを持って相手に気を配ることを「心遣い」と表現します。言葉も同様に、相手に対する配慮が必要です。言葉は、その人の内面を直接表現します。話している内容が正確であっても、思いやりの心が欠けていたり、言葉遣いが不適切であれば、相手はその人を社会人として十分な人物とは認めないでしょう。内容が適切に受け取られないかもしれません。
ビジネスの場では、適切な言葉遣いとして敬語が重要です。敬語を使いこなせなければ、ビジネスパーソンとしての信用を得ることはできません。
・人を敬う丁寧な言葉づかいを
敬語はビジネスマナーにおいて重要な要素であり、相手を敬う丁寧な言葉遣いです。
「ちょっと待っててよ」と「少々お待ちいただけますか」は、同じ意味を持ちながら、全く異なる印象を与えます。前者は友人や家族など親しい関係で使用される日常的な言葉遣いであり、プライベートな場面で使用されます。後者は上司や社会的地位の高い人物、顧客や取引先、初対面の人に対する敬語を使用した丁寧な表現です。私たちは日常生活の中で同じ内容を伝えるにしても、相手や状況によって様々な言い方をします。
言葉遣いを適切に使い分けることが大切なのです。話し手は、聞き手や話題にしている人物を尊敬して表現するために敬語を使用します。文字通り「人を敬うための言葉遣い」です。ビジネスパーソンにとって、適切な敬語を話すことは、周囲との人間関係を築くための基本です。同時に、信頼を高めるために不可欠なビジネスマナーであり、あなたの教養や人格を示す指標でもあります。ビジネスシーンで適切な敬語を使用できないと、仕事の内容に入る前に、あなたの人間性や信頼性まで疑われる可能性があります。
・ビジネス敬語の使い分け
ビジネス敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」という種類があります。
敬語は相手に対する敬意を示すために使用する言葉です。
- 尊敬語: 相手や相手の行動、状態などを直接尊敬の気持ちを込めて表現する言い方です。尊敬語には、以下の3つのグループがあります。
1. 尊敬の意味を表す接頭語「お・ご・御・貴」などを名詞につけるグループ。例: お考え、お仕事、ご家族、ご訪問、貴社、御社。
2. 敬語の意味を自体に持つ語のグループ。例: おっしゃる(「言う」の尊敬語)、召し上がる(「食べる」「飲む」の尊敬語)、なさる(「する」の尊敬語)。
3. 「れる・られる」「ご(お)…になる」などをつけ加えるグループ。例: お読みになる、お越しになる、お帰りになる、ご覧になる。
- 謙譲語: 自分を謙遜し、間接的に相手を尊敬する言い方です。自分の行動や状態に使用します。
1. 謙譲の意味を表す接頭語や接尾語「弊・拝・愚・ども」などをつけるグループ。例: 弊社、拝見、拝受、愚考、私ども、手前ども。
2. 謙譲の意味を自体に持つ語のグループ。例: お目にかかる(「会う」の謙譲語)、いただく(「もらう」の謙譲語)、拝見する(「見る」の謙譲語)。
3. 「お…する」「ご…いただく」などをつけ加えるグループ。例: ご招待いただく、お喜び申し上げる、お持ちする。
- 丁寧語: 話し手が自分の言葉を丁寧に述べることで、聞き手への敬意を示す言い方です。
丁寧語には以下の2つのグループがあります。
1. 語尾に「です」「ます」「ございます」をつけるグループ。例: こちらが営業部です、地下に駐車場がございます。
2. 名詞に「お」「ご」をつけるグループ。例: 毎日お暑い日が続きます、部長からごほうびをいただきました。
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