会計と経理の役割 | 名古屋のバーチャルオフィス

バーチャルオフィスブログ

HOME >  バーチャルオフィスブログ-31ページ  >  会計と経理の役割

会計と経理の役割

会計と経理の役割の違い

会計と経理の役割とは何でしょうか?具体的な業務内容や向いている人の特徴について詳しく説明します。

会計と経理は数字を扱う業務であるため、同じものだと思われることもありますが、実際には異なる役割を持っています。

会計とは、企業全体のお金の流れを管理し、記録する仕事です。一般的に「会計」と言えば、買い物や外食時にレジで支払いをすることを指すかもしれませんが、企業での会計はお金の管理や計算を含みます。また、会計帳簿の作成も業務の一部です。会計帳簿は貸借対照表や損益計算書などに基づいて作成されるため、経営状態が一目でわかるような内容にする必要があります。会計は、仕入れや売上などの記録をもとに、経営方針やビジネス展開の検討、株主や債権者への決算情報の報告など、非常に重要な役割を果たしています。

一方、経理は日々のお金の動きを管理し、記録することが主な業務です。毎日の伝票や帳簿の記帳、請求書の作成や税金の申告、減価償却費の計算、回収管理など、幅広い業務を担当します。経理はこれらのデータをまとめて資料を作成することも仕事の一環です。作成した資料をもとに、経営者や管理職に対して財務状況の改善を提案したり、経営状態を分析してビジネス展開に役立てたりします。経理は日常的なお金の管理に関わるため、目立たない部門かもしれませんが、収集した情報をもとに経営方針が決定されることもあり、ビジネスには欠かせない存在です。

会計と経理の具体的な違いは次の通りです。会計は企業全体のお金の管理と記録を担当するのに対し、経理は日々のお金の動きの管理と記録を担当します。ただし、会計の仕事は単にお金の流れを管理するだけではありません。会計の記録に基づいて明らかになった経営状態を経営者や管理職、株主、取引先などに報告することも重要な業務です。つまり、経理が作成した貸借対照表や損益計算書などをもとに、関係各所に報告するのが会計の役割です。

会計と経理の役割

会計の業務内容

会計の業務内容は大きく3つに分けられます。

まず、管理会計は自社の経営者や管理者へ経営状態の報告を目的としたものです。売上コスト、利益管理、分析などが主な業務であり、集められたデータは会社の経営に活用されます。また、管理会計は情報収集や分析を通じて経営改善や企業成長にも貢献することができます。

次に、財務会計は外部の利害関係者へ会計に関するデータを開示するための資料を作成することを目的としています。外部の利害関係者は経営には関与しないため、会計データが中心となります。財務会計では決算報告書などを作成し、株主や金融機関の判断材料となります。公的なルールに基づいて作成する必要があります。

最後に、税務会計は税金の計算や申告を目的とした仕事です。所得税や法人税の計算を行い、企業が支払うべき課税所得額を算出します。正確な申告と納税を目指しています。財務会計と類似している部分もありますが、目的や計算方法が異なるため、それぞれの違いを理解する必要があります。

経理の業務内容

経理の業務内容も3つに分けることができます。

まず、伝票の記帳や帳簿管理があります。これは企業が関わった取引の記録を行うための作業です。取引日や勘定科目、金額、摘要などを正しく記入していきます。会計システムを導入している企業がほとんどですので、仕訳欄に入力するだけで帳簿が自動的に作成されます。

次に、現預金の管理があります。支払いや入金に伴い現金や預金の金額が変動する場合、それぞれの帳簿を作成します。現金は現金出納帳、預金は預金出納帳に仕訳をし、正確な記録を残す必要があります。差異がある場合は原因を突き止める必要があります。

最後に、月次や年次の決算書類の作成があります。年次決算書類には貸借対照表や損益計算書などが含まれます。月次の決算書類は義務ではなく、会社の自由ですが、毎月末に行うことで経営状態の問題に早く気付けるメリットがあります。

会計と経理の役割
TOP